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「CIAO "SUPER SIC"」



「なんでシモンチェリなんだろう」


神様は様々な不平等を与えるけど、死だけはすべての人に平等にやってくる。悪人だから早死にする。善い人だから長生きする。そんなことはあるわけがない。

でも、やっぱり好青年で知られ、多くの関係者やファンから愛されるシモンチェリが、才能と実力を開花する前にいなくなってしまったことを、なかなか受け入れられない。



125クラスは若いライダーが多く、毎シーズンなかなか覚えられない。その中で、長身を小さなマシンにコンパクトに収めて走るシッチは、ヴァレンティーノと同じ黄色いブーツを履いていたこともあって、なんだか気になる存在だった。






125クラスで何度か優勝して250クラスにステップアップ。ライダーが年々小柄になっていく傾向があり、大柄のシッチはどう見ても軽量クラスでは不利そうだった。250クラスに上がればもっと活躍するだろうと思っていたけど。。。




実力が発揮されるまでに2年かかった。初年度10位、2年目も10位。いつもセカンドグループあたりを走っていたし、転倒も多かった。毎年シーズンが終わると「来シーズンのシートは大丈夫だろうか。。。」なんて1ファンながら心配していたけど、関係者はシッチの才能を見逃してはいなかった。






250クラス3年目の2008年。初戦からトップグループを走る快走。前シーズンとは何かが違う、活き活きと走るシッチの姿があった。そして第6戦地元イタリアでクラス初優勝を飾り、その勢いのままにワールドチャンピオン獲得!

バトルにとても強く、ブレーキングだけではなくコーナリングラインも自由度の高いシッチ。走り自体は荒っぽく見えるけど、実は丁寧なアクセルワークとブレーキングが強みだと思う。なにしろ思い切りのよい(よすぎる?)豪快な走りは魅力に溢れていた!

反面、転倒や接触も多く、特に2009年はアルバロや青山選手とのバトルで見ているこちらもヒヤヒヤ。「勝って欲しいけど、とりあえずブツかるなよ!」みたいな。結果的に怪我や転倒が響き、ランキング3位に終わった。






そしていよいよ最高峰クラスのMotoGPに昇格。プライベートながら実質HONDAの2ndチームであるグレシーニから参戦という恵まれた条件で、初年度はランキング9位。マシンに慣れるのに時間がかかったけど、それもシッチらしい。すぐに対応できる器用なタイプではないのだ。

そして迎えた2011シーズンは、シーズン前半からトップに絡む走りを披露。予選でもポールポジションも獲得するなど、成長した姿を見せた。
また、250クラス時代と同様に、激しいパッシングや他ライダーへの接触が非難の的に。それもこれも、トップライダーがシッチをライバルと認めたからこそ。ある意味で変わらなかったシッチは、その騒動の中で落ち着いた走りを身につけていく。

第11戦チェコGPで最高峰クラス初表彰台の3位獲得! その後も3〜4位争いをするのが当たり前の光景となってきて、第16戦オーストラリアGPでは自身最高の2位でフィニッシュ! 2012シーズンもワークスマシンでの参戦が決まり、誰もが来シーズンはシッチがトップ争いに絡んでくるであろうと予想していた矢先の出来事。


その存在感は飛び抜けていた。
将来、ジャンルを背負うライダーになるはずだった。

大きかった。
ファンにはいつもやさしく接していた。
走りがハードだった。
どうもハンパない負けず嫌いだったらしい。
だからいつも全力でバトルした。
すぐムキになった。
怒られればわかりやすいほど凹んでいた。
子供がそのまま大きくなったような性格で、だから純粋だった。
そして速かった。

こんな魅力的なライダー、もう二度と現れない。


MARCO SIMONCELLI(マルコ・シモンチェリ)

1987年1月20日生まれ
2001年 イタリア選手権125クラス参戦 ランキング9位
2002年 ヨーロッパ選手権125クラス参戦 ランキング1位
ブルノでMotoGP 125クラス初レース(27位)
2003年 MotoGP 125クラス参戦 ランキング21位
2004年 MotoGP 125クラス参戦 ランキング11位 ヘレスで初優勝
2005年 MotoGP 125クラス参戦 ランキング5位
2006年 MotoGP 250クラス参戦 ランキング10位
2007年 MotoGP 250クラス参戦 ランキング10位
2008年 MotoGP 250クラス参戦 ワールドチャンピオン獲得
2009年 MotoGP 250クラス参戦 ランキング3位
2010年 MotoGPクラス参戦 ランキング9位
2011年 MotoGPクラス参戦 第17戦マレーシアGP決勝でのアクシデントにより永眠


安らかにお休みください。
魅力的なレースをたくさん見せてくれて、本当にありがとうございました。

CIAO "SUPER SIC"!




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学生の頃F1が好きだったけど、私自身、車の免許証すら持ってない。
4輪も2輪もマシンの構造なんて全然分かってない。
それでもMotoGPは私にすごい光を与えてくれた。
そして若いライダーたちの中で一番光ってたのはやっぱりマルコだったと思う。
もちろんヴァレンティーノは天才で、誰もが認めるライダーだと思う。
でも私にはマルコがそのヴァレを唸らせる存在になると思えた。
そして好きになった。
本気で惚れた。
レース外のマルコはとっても優しかった。
暖かい手を持っていた。
レース中の姿だけを見れば嫌う人も多いけど、レース外のマルコは周りを圧倒するほどの愛らしさを備えていた。
とても純粋だった。
そんなマルコがこんな風に走り去ってしまった。
私の中に深い悲しみがあるけれど、それよりもあの輝いていたマルコの姿がいっぱい詰まってる。
る | 2011/10/27 15:08
るさん、正直なところ、ぼくはMotoGPを見るテンションが以前ほどなくなってしまいました。

ここ数年、シッチがいたからハイテンションで応援できたし、毎回「表彰台かな」とか「転倒ガックシ」とか、ハラハラドキドキしながら見ていました。

とはいえ、一ファンのぼくが落ち込んでいても意味がないので、シッチが頂点を目指したMotoGPを見続けて、mixiコミュの管理人として引き続き頑張ります。
月ひつじ | 2011/10/28 00:02
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