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「総合格闘技業界の視線の行方」


2011.02.01

月刊「ゴング格闘技」2011年3月号に掲載された、高島学氏によるインタビュー記事に対する当社の見解と対応に関して

 2007年のPRIDE消滅以降、わが総合格闘技業界は世間の一般的不況のあおりも受け、大変厳しい冬の時代が続いています。そうした中、当社(ワールドビクトリーロード)は、選手、ファン、マスコミの皆さま方と一丸になって当業界を支え、微力ながらその復権と振興、活性化に寄与してきたと自負しております。
 とりわけ、昨年末に開催されたビッグイベントにおいては、DREAMとの協力関係のもとに行われた交流試合をはじめ、「朝から晩まで格闘技」をコンセプトにした1日28試合の敢行、初の立ち技格闘技や女子選手による本格的総合格闘技試合などがいずれも好評を博し、近年にない盛り上がりを見せました。

 当社としても、そうした独自の施策や様々な努力・工夫によって、厳しい中にも今後に向けた一筋の光明を見出し、ほっと胸をなでおろし喜んでいた矢先に、まさに冷水を浴びせかけられるような記事が、月刊「ゴング格闘技」2011年3月号に掲載されたのです。そして、その結果当社は今、設立以来最大の窮地に立たされております。
 件の記事とは、同誌同号で最大の売りとなる巻頭インタビューにおいて、業界ライターの高島学氏が、日沖発選手に取材し、そのやりとりをまとめたものです。言うまでもなく日沖選手は、昨年末の「戦極Soul of Fight」の最終タイトルマッチを制したSRCフェザー級の新チャンピオンであり、その試合内容に関して、「年間最高の激闘だった」と各方面から称賛の声が上がっているのは、皆さんもご承知のところです。
 そうした素晴らしい試合後の、日沖選手へのインタビューの中で、高島氏は自ら、敢えてそれとは関係のない、以下のような、きわめて恣意的かつ不穏当と思われる発言をしています。

 『―終わってみれば万々歳。しかし、SRCのあの日のイベントは、プロモーションとして問題点がありすぎました。実際、試合当日になって契約を結ぶような試合があったようですし、勝負論の掛かった試合と、勝負論からかけ離れた顔見せマッチが入り混じっていました。プロモーションの力不足を、出場選手の努力で補ってきた大会は、結局のところ行き詰ってしまうという過去の事例もありますし。マスコミの力不足を棚に上げてしまうのですが、トップ選手とプロモーション側の力関係も、見直す時期に来ているように本当に感じます。それはSRCだけでなく、大晦日に行われたDynamite!!も然りですし。もういい加減、何とかしないと取り返しが本当につかない時期が来ているのではないかと)』(ゴング格闘技2011年3月号より)

 まず、高島氏指摘の「試合当日に契約を結んだ」事実など一切ありません。こうした無責任かつ事実無根な発言が、何の裏取りもなしに、「ゴング格闘技」という業界を代表するクオリティマガジンに掲載されたこと自体、驚きを禁じえません。厳重な抗議をするとともに、訂正、謝罪を強く求める所存であります。
 もちろん、言うまでも無い事ですが、当社のイベントに対して建設的なご批判を戴くことは格闘技界の発展の為にも大歓迎ですし、是非とも率直な意見をお寄せ戴きたいと考えています。
 しかし何も、激闘を制したヒーローに対するインタビューにおいて、その中身とは無関係な、インタビュアーの偏見ともとれる個人的見解を前面に出す必要は無いでは有りませんか。

 一方、当社の親会社で、格闘技の代表的スポンサー企業であるドン・キホーテからは、「こうした偏った論調が堂々と大手をふるうようなら、すべての支援活動からの撤退も辞さない」旨の意向が伝えられております。
 ご承知のように、われわれ格闘技の主催団体は、同社を筆頭としたスポンサー企業の手厚い庇護と支援によって成り立っています。言い換えれば、これら企業の資金投入と人材の提供、その他有形無形な物心の協力なしには、われわれの活動は一刻も立ち行かないわけで、これは当社のみならず、DREAM、修斗、パンクラス等、いずれの主催団体も皆同じ事情を抱えているのは、周知のところであります。

 スポンサー企業にしてみれば、毎回のイベントで膨大な赤字が発生するのは百も承知で、しかも必ずしも企業イメージ向上に直結するとは限らない格闘技を支援することは、決して経済合理性のある企業行動とは言えないでしょう。にもかかわらず、格闘技への深い思いと愛情だけで、われわれを支え続けているのが偽らざる実情です。
 そうした事情を熟知しているはずの業界ライターである高島氏が、なぜ今、思慮の足らぬ発言をするのか、はなはだ理解に苦しむところであります。また高島氏は、自身の不用意な発言がどれだけ波紋を呼び、主催団体を追い詰める事態に至っているのかを、どこまで認識されているのでしょうか。

いずれにせよ、前述の記事(発言)内容に対する、親会社やスポンサーの憤りはもっともだと思われます。総合格闘技がマイナーな時から、莫大な資金提供をしつつ、営々とその振興、育成に尽力し、数々の紆余曲折を経ながらもようやく(総合格闘技が)いいポジションと評価を得つつあるまさにその時に、それを全否定してぶち壊すような発言が、あろうことか業界内部から出てきたわけですから、その驚きと落胆ぶりは察して余りあります。「われわれは一体、何をやって来たのか?これでは支援する意味も張り合いも未来もないではないか」と言われれば、当社としても返す言葉がありません。

 仮にスポンサー企業の支援打ち切りということになれば、われわれも解散という苦渋の決断をせざるを得なくなります。なお、今回の件により、本年4月23日に有明コロシアムにて開催が決定していた「SRC17」は、白紙撤回のやむなきに至りました。格闘技ファンの皆さまに対してはもちろん、関係各位、そして何よりも夢を追い求めて死に物狂いで頑張っている選手たちに多大な迷惑をかける結果になってしまった事は残念でなりません。
 
 そういう意味でも、「本当に取り返しがつかない」のは、今回の高島氏の軽率きわまりないインタビューであります。
厳重な抗議をするとともに、強い遺憾の意を表明する次第であります。

平成23年1月31日
株式会社 ワールドビクトリーロード
 

一企業が正式にリリースしたこの文章。普通に読んで内容を理解し、言い分(というのも変な表現だけど)に納得出来る一般人はどれだけいるのだろうか。

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